気がつけば、いつも部屋が散乱している…
そんなお子さんの”片付け問題”にお困りではありませんか?

この記事では、子どもが部屋を片付けられない時の対処法をまとめます。

片付け方を考えるのが難しい・片付ける場所を決めかねる時の対処法

どのように片付けを進めれば良いのかわからず悩んでいる様子が子どもに見られる場合、あらかじめ片付ける場所がわかるよう、写真や図を使うと良いでしょう。

まずは、カメラと収納ケースなどを用意します。
その上で、一つ一つ、必要なものごとに片付ける場所を決めましょう。

子どもと一緒に片付け場所を決めたら、一度その通りに物を片付けます。
綺麗に整理整頓された状態を、カメラに収めておきましょう。

次にその写真を、よく目につくところに貼っておきます。
写真と同じように片付けられるよう、子どもの目線の高さに掲示するのがおすすめです。

机の引き出しの中の整理整頓方法は?

机の引き出しの中は、ついついものを乱雑に投げ込んでしまいがちです。
いくら表面上が片付いたように見えても、引き出しの中が散らかっていると、必要なものがすぐに取り出せず困ってしまいます。

そこでできる工夫として、引き出しの中はトレイや仕切り板を使い、小物を収納しやすいように区切っておきましょう。
その上で、一つ一つの仕切りスペースの底に、片付けるものの名前を書いておきます。

ラベルテープなどに印字したものを貼っておけば簡単ですね。

お子さんが文字でイメージをしづらい場合は、小さい写真を貼っておくのもおすすめです。

ノート・教科書類は科目ごとに分ける

学習に必要なノート・教科書類の整理には、特に気を使うべきです。
科目ごとに分けることで、時間割を見ながら用意をするハードルを下げることができるためです。
結果的にお子さんの負担を減らすことにつながるでしょう。

一目見てわかりやすいように、大きめのインデックスファイルを科目の数用意して、そこに本やノートを入れておきましょう。

保護者に渡さなくてはならない連絡帳やプリントの類も、忘れないように仕分けるファイルを用意してください。
そのファイルには大きな文字で「ファイルごとお母さんに渡す」と書いておけば、提出しなくてはならない書類を渡しそびれることも少なくなるでしょう。

片付けなくてはならないものの量が多すぎて片付けが手に付かない時の対処法

普段片付けをする習慣が身についていない子どもにとっては、「片付けをすること」自体が一つの大きな活動のように感じられます。
これでは、片付けに対するハードルは上がってしまうばかりです。

そうなることを防ぐには、前後の活動と合わせて、片付けを流れに取り入れてしまうのがおすすめです。

散らかしてしまう前に片付けを行うことで、精神的な負担を減らすことができます。

お子さんにとって一つの活動が終了したら、次の活動に移る前に、保護者が声掛けをしてあげましょう。
「次はこれがしたいね。じゃあ、その前に今持っているものを片付けようか」と促すのも一つです。
もしくは、「次にしたいゲームの準備をしてくるね。その間に、〇〇くんはこれを片付けておいてね」と、役割分担の形を取るのも良いですね。