気がつくと、すぐに迷子になってしまう…
そんなお子さんの行動にお困りではありませんか?

この記事では、ちょっと目を離した隙にどこかへ行ってしまうお子さんへの対処法をまとめます。

気になるものがあるとすぐに気を取られてしまう場合

迷子になりがちな子どもの特徴として、興味を惹かれるものがあると、すぐにそちらへ向かってしまうという習性が見られます。
そこで、まずは保護者が子どもと一緒にルール作りをすることにしましょう。

  • お出かけをするときは手を繋ぐ
  • 見に行きたいものがある場合は一声かける
  • 行きたいところがあれば、口に出していう

など、簡単な決まりごとを約束します。

外出する際は、事前におうちで約束を復唱するなどして、確認しましょう。

目的地に向かうまでの間は声がけを積極的に

子どもと一緒に目的地に向かう間は、様子を見て声をかけましょう。
「手を繋げているね、その調子だよ」など励ましの言葉をかけたり、褒めたりするのが効果的です。

最初は約束を守ることができていても、徐々に集中力は切れてしまうものです。
それを防ぐためにも、こまめに声をかけてあげてください。

行きたい場所を伝えてきたら叶えてあげる

もし子どもが向かいたい場所を口に出して伝えてきたら、一旦は受け止めてあげましょう。
「ここに行きたいんだね」と確認した上で、条件付きで叶えてあげてください。

「何時まで」「何回遊んだら帰る」など、事前に約束をしてから向かうことで、子どもに不満は残りません。
終わりの時間はタイマーで知らせてあげると、スムーズに切り上げることができるでしょう。

万が一迷子になってしまった時の対処法

気をつけていても、子どもが迷子になってしまうことはあります。
そんなときは、最低限の処置として、GPS付きの携帯電話端末を持たせておいたり、カバンの中に連絡先を書いたメモを入れておきましょう。

迷子になった時にできることを考えよう

子どもと一緒に、迷子になった時の適切な対処方法を考えておくのも、一つの方法です。
どうやって周りに助けを求めれば良いのか、その方法を話し合っておきましょう。

迷子になった時のヘルプの出し方を練習しておく

「迷子になりました。お母さんに連絡したいです。」という短い定型文を覚えておくだけでも、役に立ちます。
これを何度か反復練習しておくことで、いざという時口をついて出るようになるでしょう。

もし子どもが話すことに対して抵抗を感じている場合は、ヘルプメモを渡しておいて、万が一の時は周りの大人に提示するよう指示しておくのがおすすめです。

外出時に迷子のシミュレーションをする

外出をしている時、「もしここで迷子になったらどうする?」と問いかけて、反応を見ましょう。
誰に言えばいいか聞いて、迷っているようであれば正解を教えてあげてください。

公園で迷子になったら交番へ、街中の場合はコンビニへ、ショッピングセンターなら店員さんへ、といったように、それぞれの場所で助けを求める相手を確認しておきます。

子どもが自ら知らない大人にヘルプを出すのは簡単なことではありません。
それだけに、事前練習をしておくことで、少しでもハードルを下げてあげましょう。
場合によっては「迷子カード」を持たせておくのも、良い対策となります。