ご飯を食べるのに時間がかかりすぎてしまうお子さんにお困りではありませんか?
この記事では、食事のスピードが遅い、もしくは食事の途中に集中力が切れてしまう子どもへの対処法をまとめます。

食事が終わるまで集中力が続かない場合の対処法って?

食事に集中してもらうには、子どもの注意を引くものを取り除く必要があります。
そこで、一目見れば残りの食べる量がわかるように、ワンプレートに子どもの食べる分の料理を乗せてみましょう。

家族が多いと大皿料理にする場合も珍しくありません。
しかし、それではもともと食欲の少ない子どもの意欲をさらに削いでしまうことがあります。

大人が気がつかないような事柄に、子どもの注意が引かれていることもあるものです。
食事中、子どもが一体何に意識を取られているのかチェックすることも忘れないでください。

食事の途中で立ち歩いてしまう場合の対処法は?

食べること自体は好きでも、食事に集中できず途中で立ち歩いてしまう子どももいます。
長時間じっとして集中をすることが苦手な子どもの場合、この状況に陥りがちです。

そこで、あえて食事中に話したり動いたりしても良い時間を設けてみましょう。

「食事に集中する時間は集中する」「自由にする時間は好きに動く」という白黒をはっきりつけることで、短時間ずつでも食事に集中できるよう、慣らしてみるのがおすすめです。

食事の前に十分体を動かしておく

食事の前にスポーツ活動をするなどして、十分に体を動かしておくのも一つの方法です。
子どもによっては、「まだ遊び足りない」「動き足りない」という状態で着席をし続けることを苦手に感じていることがあるためです。

先に体を動かしておくことで、その意識を軽減することができます。

食事時間に区切りを設ける

食事の時間をいくつかに区切ってしまうのも、一つの方法です。
料理を小皿に盛り付け、「一つ食べ終わったら動いていい」というような決まりを作ることで、短時間は集中できるようになります。

自由に動ける時間には期限を設けておき、タイマーで終了の時間を知らせたら、また食事に戻るという風に工夫しましょう。
子どもによっては、動いている状態からまた着席することに困難を感じることもあります。

適宜、子どもの様子に合わせて調整をすることで、バランスをとってください。

この方法に子どもが慣れてきたら、徐々に食事時間を長くするようにして、集中力が持続するよう導きます。

ポイントとしては、短時間でも小皿料理を食べきれたことに対し、褒めてあげることです。
逐一褒めることにより、子どもは嬉しさからまた、集中を発揮しようと切り替えられるようになります。

最初から全ての量を食べきることを目標にすると、挫折してしまうこともあるでしょう。
たとえ小さく分けた量でも、その度に食べきることができれば成長につながります。

焦らず子どものペースに合わせ、食事を楽しみながらとってもらえるように工夫してあげてください。